SUGOI-ne栽培法はラン菌を鉢に繁殖させ、自生地を再現する理想の栽培法である。
それには絶対の条件としてラン菌の繁殖についての知識と技術が必要である。
SUGOI-neで失敗した人は、殆どラン菌(材木腐朽菌)のことを勉強しないで使用したようである。
水ゴケ栽培の知識、技術をSUGOI-neに用いてはならない。

ラン菌が繁殖する条件

 1 湿度があること。
    鉢内の湿度が「オシボリ」以上の湿度があること。    
    バナナの皮を剥いた時の湿度。
    この湿度でラン菌(材木腐朽菌)が大繁殖する。
    これ以上乾燥すると・・・キノコ菌が繁殖し、キノコが出る。
    それより乾燥させると「アオカビ」が大発生する。
    絶対に水ゴケのようにカラカラ乾燥させてはならない。
    この理由で「素焼き鉢」を使用しない。
    素焼き鉢は「水ゴケ」が多湿になり易いから、水ゴケ栽培に用いる鉢である。

 2 温度があること。
    ラン菌(材木腐朽菌)は約8℃以上で増殖する。
    丁度桜が散った頃の朝の温度である。
    したがってSUGOI-neの植え替えはこの温度下で行う。
    これより低温の時期は行わない。
    ランの栄養生長期というのは、温度が高くなって、
    ラン菌が増殖し枯れ落ち葉を分解し養分を作る時期にあわせている。
    この時期は同時にスコールが降り、充分な水分がある時期でもある。
    雨期、乾期のあるエリアに自生するランは、
    温度、湿度とラン菌の繁殖のパターンに合わせて生きている。
    ラン菌の繁殖は35℃までは、温度が高いほど繁殖が早い。

 3 空気(酸素)があること。
    ラン菌(材木腐朽菌)は好気性菌である。
    酸素がある状態で繁殖する。
    したがって「深い鉢」は使用しないこと。
    鉢の高さ15cm以内の平鉢、菊鉢を用いること。
    ラン菌は枯れ落ち葉を分解する菌。
    枯れ落ち葉は毎年地表に舞い落ちる。
    この地表1〜10cmのラン菌が生息しているところにランの根は横に張る。
    
  4 養分があること。
    ラン菌も生き物。
    繁殖するためには養分が必要である。
    ラン菌のエサは枯れ落ち葉、植物死骸である。
    葉緑素のある緑の葉は、ラン菌のエサではない。
    分解する菌が違う。
    枯れ落ち葉のセルロースとリグニン、ペクチンと雨に含有する尿素で生きる菌である。
    
    SUGOI-neは生樹皮で製造している。形成層が含んでいるから、
    養分が豊富にある。
    
    温度が高いときに植えると、ラン菌の繁殖スピードが速いため、
    猛烈にSUGOI-neから養分を吸収する。
    このために水道、井戸水を潅水した場合、窒素飢餓が起こる。
    この時期は自生地では毎日スコールが降るから、雨水の尿素で窒素飢餓が起こらない。
    高温時に使用する場合はSUGOI-ne源液などを与えて窒素飢餓を防ぐ。




SUGOI-ne 栽培では、ラン菌を鉢内に早く繁殖させ自生地を再現すれば
大成功します。
これまでの水ゴケ、バーク、軽石・・・などの栽培では、
このラン菌を繁殖させる技術というのがなく、
肥料を与えて作るもので、ランから見れば・・・トンでものないもの。
つまり・・・人間でいえば点滴で生きているようなものである。
ランから見たときに・・・点滴で生かされて・・・本当に楽しいか・・・・
嬉しいか・・・という・・・根本の問題。
ご研究ください。
 

    
    
    ラン菌が繁殖する条件

           こうすればSUGOI-ne栽培は大成功する
           自生地では植物は炭素循環の中で生きている
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